青いきのこ。白いきのこ。

更新日:8月22日



新米農家の私は驚いた。

生育室に青いきのこを発見したからだ。

あわてて画像を撮って前職の仲間に送り、こいつの菌を培養して、育てたらきっと儲かるに違いない。と、一攫千金を夢見たのである。

仲間達の反応は「すげえーっ!」とか「観賞用にほしい♡!」とかだった。


夜、他の仕事もあってなんとなく生育室を眺めて帰ろうとした私は、一人興奮して翌日先輩ファーマーに会うのを楽しみにしたしていた。


意気揚々とそのことを告げると、

「ちょっとこっちへ来て」と別の生育室に連れて行かれた。


「ほらっ」と先輩に言われてみると、こうだった。



どうやら、このきのこはどれもこれも小さいときは青いらしいのだ。

成長するとこうなる。


真っ白いきのこ、私たちの売れ筋きのこ「花茸」というきのこだ。花びらのよう形が特徴。


で、

「どうして青いのが白くなるんですか?」と聞くと

「それはわからないけど、前からそうだ」と言う回答。


「先輩!ちょっとそれはクールすぎやしませんか。そこを解明して、青いきのこを育てようじゃありませんかっ!!」


とは心の声で、あれから、約5ヶ月。通常のきのこ作りを覚えるのが何より先決。

毎日、毎日、勉強の連続ですわ。

5ヶ月でわかったことは、農家は、理屈も大事だが、やはり「経験」が大事!だってこと。

そんなこと、51歳にしていまさら改めて・・・なんですよ。


先輩農家のものの手順や、後輩の私が仕事をしやすいように付き合ってくれるやり方には、嗚呼、「優しさ」を感じます。

わたしも早く1人前にならなくてはね・・・



しかし、あきらめてはいませんよ。

いつか、「青いきのこ」を作れるんじゃないかって…



そうそう、野生の世界には「ソライロタケ」という青いきのこがあって、日本の固有種だそうな。食・毒は不明だそうで…







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