キノコづくりには重油も使いますし電気も使います。育てるために使う瓶はプラスチック製ではありますが…
この栽培用の瓶の中にいれるきのこを育てるのに必要な「栄養」。いわゆる「培地」というやつのことです。
培地は次のものを混ぜて作ります。
①おが粉 いわゆる「おが屑」ってやつで、私たちにとっては「クズ」ではないので「おが粉」呼んでいます。
②米ぬか 精米するときに出ます。
③ふすま 小麦粉製造の副産物です。
④豆皮 大豆油や豆乳製造の副産物です。日本の大豆使用料の7割は製油用の原料なんだとか…
⑤綿殻(コットンハル) 綿実油製造の副産物です。
⑥コーンコブ とうもろこしの実をとった芯を粉砕したものです。
こんなふうに、きのこの培地は全部副産物なんです。
これらをミキサーで攪拌して瓶に詰めるわけでして…
きのこの収穫が終わった後は、瓶から掻き出して、近隣の農家さんの畑の肥料にしていただきます。おぉ、なんという循環。
何十年も前からまさにSDGs。17の目標の12番目!
「 つくる責任 つかう責任 」 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
を実践!
と言いたいところだが…
当農園は、古い機械や建物が多いので、あちこちの修繕をきちんとしながら、できるだけ効率よく、生産量を増やしてこその「目標12」。
頑張らなくてはなりません!
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